公立大学法人 福井県立大学 小浜キャンパス  海洋生物資源学部/海洋生物資源学科

海洋生物工学研究室

Laboratory of Marine Biotechnology, Fukui Prefectural University


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 研究内容

魚類の免疫機構に関する研究 (末武 弘章、瀧澤 文雄) 
 水産養殖は世界的には著しい成長産業です。その最大の問題の一つは魚病であり、世界的にその対策が求められています。魚類も病気にならないように免疫系を持っています。しかし、その仕組みは十分には解明されていません。これまでに、免疫に関わる細胞を同定し、この仕組みがどのように動き出すのかを明らかにすることができました。
 
 これからは、
免疫系が体内で効率よく機能するための時空間的な制御がどのように行われているかを明らかにしたいと考えています。具体的には、体の中で病原体と免疫細胞が出会い、免疫の仕組みが動き出す場所とその場所がいかにして形成されるのかを明らかにしたいと思っています。こうした免疫の仕組みが明らかになれば、魚類の病気の発生を抑える技術開発につながると考えています。
淡水カジカ類に関する生理生態学的研究 (田原 大輔) 
 小浜周辺には、様々な種類の淡水カジカ類が生息しており、地の利を生かしてフィールド調査および飼育試験を通じて研究を進めています。
  • 福井県地域特産腫アラレガコ(カマキリ)の増養殖技術の開発
  • 淡水カジカ類の生態解明と保全研究

トラフグ口白症ウイルスの解明と免疫機構に関する研究 (宮台 俊明) 
 口白症はトラフグに神経障害を引き起こす致死性のウイルス病で、養殖場でも多く発生しています。しかし、病原体のウイルス種は未だ同定されていません。そこで、口白症ウイルスの遺伝子を解明し、その感染防御の方法を探っています。


福井県の養殖魚に関する研究

 福井県では、ふくいサーモン、小浜サバ、若狭フグなどの養殖を行っています。本研究室では、福井県、小浜市、福井中央魚市などと連携して、これら養殖魚の生産技術の向上や魚病検査を行っています。

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