生物資源学部・生物資源学科
教員名 | 評価対象授業科目名 | 感想・コメント |
小田 順一 | 有機化学(T) | コメント無し |
中森 茂 | 応用微生物学T | 当方の授業に関する注文は1)板書、2)学生による発表に、関するものがほとんど全てであった。 1)については板書の字が読みにくい、まとまっていない、key wordsしか書かれていない等で、もっと丁寧に対応せよと言う注文である。この点について、板書は主として教科書にないところを補うために行っている。上のような指摘は当たっているので、これからは丁寧に板書し、その内容は教科書のどの位置に該当するものであるかをきちんと表示することにする(後期の応用微生物学IIでは心がけている)。 2)学生による発表は”プレゼンテーション”の重要性を考えて新しい試みとして行ったが、数回で中止したものである。多くの学生からは評価され、最後までやるべきとの意見もあった。しかし、シラバスの内容を時間内に納めるには無理があり、残念ながら今後も続けられない実情にある。プレゼンテーションの重要性を理解し、今後も意識的にその心がけをもってもらえたら、当面の目的は果たしたと考えている。 3)その他にも気がつく点があれば遠慮無く意見を出していただきたい。 |
原田 二郎 | 環境生物学 | コメント無し |
山口 整毅 | 化学T | (教務課で閲覧可) |
竹内 正太郎 | 動物生理学 | コメント無し |
岩崎 行玄 | 生化学T | 授業の難易度が平均値2.3で、多少、難しいとの結果であった。他の質問項目は、おおむね、良好と判断した。この講義は、化学式を理解することに重点を置いているので、生物指向の学生諸君には、苦手意識があるかもしれない。講義名だけで、抵抗感を持ったと推察している。しかし、専門教育のみならず、公務員試験や各種就職試験でも、避けて通れない分野なので、学生が親しみやすさを感じられるよう、さらに、授業形態の工夫などを進めていきたいと考えている。例えば、化学模型を用いた授業や項目別の小テストは好評であったので、引き続き行いたい。 高い授業評価を得た場合、この解釈は、@教員が妥当なレベルで、妥当な講義をしたと解釈できる一方で、A本来あるべきレベルを下げ、やさしい内容しか講義していない可能性もある。本年度の講義は、難易度を除き、おおむね好評だった。これが@なのかAなのかの判断が難しい。次年度は、もう少し講義内容を増やしたり、もう一歩踏み込んだ講義と試験を試みて、学生評価を調査したいと考えている。担当者は、学生評価が高ければよいとは考えていないので、次年度は少し背伸びした講義を試みる予定である。 講義内容をシラバス等で公開し、試験内容や授業評価も公開することで、全国的にみて、妥当な水準の講義で、妥当な水準の理解力をつけた学生が育っていることが客観的に提示できると考えます。よって、授業評価は必要であろうと考えています。 施設・設備に関しては、クーラーの使用希望者が多かった。学生は授業料に空調の経費は入っていると考えているので、当然のように要求してきます。一方、大学運営費は、学生の見えない部分の支出も多く、事務方としては節約して当然と考えるでしょ う。さて、大学として、学生に、どのように説明しましょうか。これは、来年度への宿題と考えます。 |
村井 耕二 | 遺伝学 | 授業は常に情熱をかけて行うようにしているので、自由記述欄で「熱の入った授業だった」という学生の感想が多かったことはうれしく思う。大学の授業は、単に知識を伝授するだけでなく、その学問がいかにおもしろいかを実体験をもって伝える場である。そこで、もっと単純に「この授業はおもしろかったか?」という質問があっても良いと思う。 |
海藤 敏雄 | 外書講読T | コメント無し |
片野 肇 | 分析化学 | まず、本アンケートで何人かの学生が指摘しているように、度々教室に白チョークが補充されておらず、講義をする方も受ける方も困ることが多い(その頻度は以前に比べて多いことも指摘したい)。この程度の授業環境での授業評価とは全くおめでたいものであるが、せっかく学生の意見を聞くことができたのであるから、以下、コメントをしてみたい。 まず、本学科の講義の中で、本講義は数式の扱いが多いことが特異な点である。その為か“難しい”との感想が顕著に見られる。しかしながら、試験結果は決して悪く無く、この感想は、いわゆる近年の学生一般の数学嫌いの傾向に沿ったものと考える。そこで、頭から拒絶することのないよう、毎回、授業内容を記したプリントを配布しているのだが、“そのおかげでなんとか授業についていけた“と述べる学生が比較的多い点は正直嬉しい。しかし、その一方で、“プリントの記述と板書がほとんど同じであり、時間のムダ”とした意見もある。実はこのことは、日頃、講師自身が感じていることでもある。必修科目であることから、より丁寧に、すなわち、進行を遅めに、と心がけていることによるのだが、今後、そうしたサジ加減は考えていきたい。また、“演習問題を多く“と望む学生がいる。ごもっともである。ただ、この件であるが、実際の研究の場を考慮すればコンピュータを用いた演算を習得するのが望ましい。この理由により、昨年度から後期の情報演習Aの何コマかを担当させていただき、情報演習室での講義を行なっている。しかし、実際に演習を行なうと、解く時間に個人差がかなり出るという問題がある。以上のことから考えると、当面は現状通り通常の教室にて、演習を含めない形で講義を行なうが、自習用にプリント等に記載する問題を増やすなどのことで対処したい。 |
加藤 久晴 | 植物病理学 | アンケートの結果、一番目立ったのは、「講義に熱意が感じられない」というものでした。これは、声が小さい、話し方が単調など、教官個人の性格によるところが多分にあると思いますが、プレゼンテーション能力を問われていることと同じだと判断できますので、できる限り対処しなければと考えています。 また、アンケートにはあまり書かれていませんでしたが、「初めて耳にする用語が多く、おぼえるのが大変…」という意見を数名の学生から聞きました。学生のみなさん全員に理解できるような講義にすることが教官の責務だと思いますが、初めて聞く内容に関しては、程度は異なるにせよ「わからない、難しい」と感じるのは当たり前だと思います。不明な部分があった場合は、質問あるいは自分で調べる等、学生自らが対処する姿勢も必要だと思います。ただ、時間いっぱい講義に費やしてしまうため、ほとんど質問の時間が取れないのはこちらの責任である、と反省しています。 |
石川 敦司 | 分子生物学 | 板書の量が多く、授業の進行が早い という指摘をいただきました。 今後は、板書の量および授業のスピードを調節して、分かりやすい授業にしていきたいと思います。 |
日び 隆雄 | 生物物理化学U | 比較的難解な授業にも関わらず良い評価をいただいて嬉しく思います。授業の速度などについても改善の努力をしたいと思いますが、科学の発展の速度は止まるところを知らず、現代生物学は、化学や物理学の知識抜きでは語ることができません。学生の皆さんも一層の努力をお願いします。 |
天野 悦夫 | 植物資源開発学 | このような調査は講義者にとっても好ましい情報を与えてくれる。私は別の一般教育の講義(生物科学)では出席票を兼ねて毎回短いレポートを提出させ、次回の講義で誤解を解き、或いは問題点を発展回答するようにしているが、これは「後ろ向き」であって講義内容によっては適否があり、一般論としては良い方法では無かろう。 私自身の「植物資源開発学」の講義は、古いタイプの教授の講義かも知れない。準備は十分にし、講義者側の判断で、画像情報など理解に役立つものを提供はしてゆくが、学生がついてきてくれるかどうかは学生任せで、講義内容の理解できない部分は学生側個人で勉強すべきであるという考え方である。若干の学生からは配布プリントに好評を得たが、進展速度が速すぎるとの批判も複数有った。しかし、米国等での大学講義に比べれば遅々たるものである。大部分の生徒がついてくることを基本とする高校以前の教育と違って、それぞれの分野の権威が講義をする大学では、学生側も受講態度を考えて欲しい。 講義内容は主に農作物(高等植物)の突然変異育種についてであるが、良い参考書が見あたらないことから、自分で書いた配布用プリントを毎年修正・校正しつつ、学生に渡している。2年ほど前からは、学生からの要求で、予習可能なように2・3回前に配布するようにしている。実際の研究活動では文献資料を横に置いて、参照しながら実験を進めるものである。このことから彼らを研究者として扱うために、定期試験時には資料持ち込みを「可」としているが、前もってどこに何が書いてあるか十分に配布資料を読み込んでおくようにと予告している。答案(教室で書くレポート)の評価採点には時間がかかるが、資料持ち込みでもごく少数ながら落第点が出るのは一面驚きである。概して留学生に高得点が出ているが、点数分布から見て十分に評価できていると考えている。 |
大城 閑 | 生物学T | 照明条件が悪くて黒板が見にくく,また教室が狭いという記述が多くあったが,TV講義室であったためである.今後,受講人数等を勘案して講義室を選定したい. |