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地域経済研究所 メールマガジンバックナンバー Vol.1

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--------------------  Vol.1/2004.04.28  ----------------
          
        MSPゴシック・12ポイントでご覧下さい
 
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□■目次■□

▽ 所長就任あいさつ
▽ 特集 企業間連携で活路を拓く(1)
▽ 研究所ニュース
▽ 2005年度 地域経済研究所スタッフ
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▽所長就任あいさつ

 この度、佐武弘章教授の後任として地域経済研究所長を仰せつかりま
した。未熟ではございますが何卒よろしくお願い申し上げます。
 地域経済研究所は、本学建学の理念であります「地域社会と連携し開
かれた大学」の実現を一層推進する目的で、平成13年4月に開所いたし
ました。以後4年が経過し、この間地域産業・地域企業経営の領域、地
方行財政の領域において「地域への貢献」の責務を微力ながら果たし参
りました。今後は、さらに当初取扱領域としていた保健福祉環境などの
領域研究などについても取組んでいきたく考えております。ただ、現状
は専任の研究者が手薄であることなど、解決すべき課題も多くかかえて
おります。今後とも皆様の一層のご理解、ご支援を賜りたく、よろしく
お願い申し上げます。
                地域経済研究所長 中山 義壽
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▽特 集 企業間連携で活路を拓く(1)

 グローバリゼーションの加速的な進展やインターネット社会の急速な
拡大、多様化する消費活動など様々な構造変化が進む中、企業において
は“この21世紀をどう生きるべきか”、まさに変革を模索する時代を迎
えている。戦後60年、地域を支えた企業の多くは、高度に発達した生産
分業システムを武器に、組織化された企業群が分担した生産・加工機能
を絶えず高め、親会社・取引企業の要求をクリアするためにモノづくり
に専念してきた。しかし、現在、様々な構造変化が進む中、企業にとっ
てはこれまで維持した生産システムそのもののあり方が問われ始めてい
る。福井県内で言えば、それは下請企業の再編・絞り込みと系列取引の
崩壊が進む繊維工業の例や、ローコスト生産の追求・リードタイムの縮
小を図るうえで産地内の分業一貫生産体制が足かせとなりつつある眼鏡
工業の現状から読み取ることができよう。

 こうした現実を目の当たりにした時、今後、地域企業はどのような戦
略をベースに駒を進めるべきなのであろうか。その一つの方策が企業間
連携(ネットワーク)の構築として浮かび上がる。

 このコーナーでは、この企業間連携に着目し、次号から2つの事例を
連載したい。1つ目は、産地内の複雑な分業構造の中で、タテ系列では
繋がりの薄かった者同士がヨコにつながり、しかも産地内だけにとどま
らず異業種をも取り込んだ連携という形で、消費者と直接アクセスしな
がらモノづくりを行なおうとする試みである(「越前伝統開発研究会」)。
 2つ目は、製造企業同士が連携し情報受発信のツールとしてインター
ネットを使うことで受発注システムの効率化を成し遂げ、更に世界規模
でのネットワーク構築による“仮想工場”の建設をも視野に入れて活動
する株式会社エヌシーネットワークの試みである(「NCネットワーク」
)。
       (なんぼ)
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▽研究所ニュース

■報告■
1. 3月31日(木)に特別企画・地域活性化シンポジュウムを開催いた
 しました。テーマは「福井県の創業環境整備とコミュニティビジネス
 の未来」で、記念講演ならびに基調講演、トークセッションを行いま
 した。当日は150名近い方が参加され、大変熱のこもったシンポジュ
 ウムになりました。

2. 4月12日(火)に2005年度第1回地域経済研究フォーラムを開催いた
 しました。テーマは「大学と地域貢献」で、大学の地域貢献活動の考
 え方や、現在全国の文系大学で行われている取り組みについての紹介
 がなされました。40名を超える参加者があり、白熱した討議が行われ
 ました。

■予定■
1. 5月25日(水)午後1時30分から第2回地域経済研究フォーラムを開
 催いたします。テーマは「敵対的企業買収への法的対抗策と限界」で
 講師は本研究所の竹内規浩教授です。会場は県立大学交流センター3
 階多目的ホールを予定しております。なお、本フォーラムの案内につ
 きましては別途紙面で郵送いたします。参加を希望される方はメール;
 keiken@fpu.ac.jpまたは、紙面の案内状に必要事項をご記入の上、
 Fax;0776-61-6041にてお送りくださいますようお願いたします。

2. 5月下旬に第1回中小企業経営革新フォーラムを開催いたします。講
 師は本研究所坂本光司招聘教授でテーマ、場所等はいまのところ未定
 なっております。詳細については決まり次第紙面にてご案内いたしま
 す。
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▽2005年度 地域経済研究所スタッフ
 
 4月より地域経済研究所も新体制でスタートいたしました。2005年度
 の研究所教員およびスタッフは以下のとおりです。本年度もどうぞよ
 ろしくお願いいたします。

■所長
 中山 義壽 (ビジネス法務)
■専任スタッフ
 小川 雅人 (中小企業経営論)
 南保 勝  (地域産業論)
 榊原 雄一郎(地域経済論)
 杉山 友城 (地域中小企業論)
■兼任教員
 竹内 規浩 (会社法)
 川平 浩二 (地球環境科学)
 田中 智之 (簿記論)
 加藤 辰夫 (食品流通論)
 大塩 まゆみ(社会福祉論)
 山川 修  (情報科学)
 山路 直人 (経営戦略論)
 山崎 茂雄 (公共政策論)
■招聘教員
 佐武 弘章 (生産管理論)
 坂本 光司 (地域経済論)
■事務スタッフ
 宇賀 亜矢子
 佐野 まなみ
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▽編集後記


 手探りながらも、無事に、メルマガ第1号が発行できました。
 今後は、地域経済研究所が企画する事業などの予定や実施報告を中心
に、タイムリーな情報を流していきたいと思っております。
 また、データに基づいた福井地域産業の動向や地域経済に関する論文
などを加えた機関紙も8月に発行いたします。

 多くのご意見を頂戴し、「皆様と共に作るメルマガ」にしていきたい
とも思っておりますので、どしどし、ご意見・ご要望をお寄せください。
                      (すぎやま)

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地域経済研究所 e-メールマガジン
編集長;地域経済研究所長 中山義壽
発 行;福井県立大学地域経済研究所(0776-61-6000 内線6202)
ホームページ;http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/index.html
事務アドレス;keiken@fpu.ac.jp

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