メールマガジン

Fukui Prefectural University

〓〓〓〓〓地域経済研究所 eメールマガジン〓〓〓〓〓

 ２ ０ １ ０．４．１４　（ＷＥＤ） 発行

＝＝＝＝＝＝＝ 地域経済研究所eメールマガジン 臨時号 ＝＝＝＝＝＝＝

▽所長就任のご挨拶

　いま本学キャンパスは、レンギョウ、ユキヤナギ、コブシ、ハクモクレ
ン、ハナミズキ、サクラ等の花々が咲き誇り、フレッシュな春を実感でき
る最良の季節を迎えております。この 4月から吉田新理事長、下谷新学長
による新体制のもと19回目の本学入学式が 4月 7日挙行され学部 393名・
大学院52名、総計 445名の新入生を迎え入れました。キャンパスはしばし
の間、文字どおり「心が浮き立ち希望の光がさしこむ」ヴィヴァルディの
ヴァイオリン協奏曲〈四季〉の「春」が耳もとに聞こえてくるようです。
　そうしたなか地域経済研究所では上總前所長の任期満了に伴いバトンを
引き継ぎ 5代目所長に北條蓮英看護福祉学部教授が就任しました。このメ
ールマガジン臨時号を活用して皆さまにごあいさつを申しあげます。
　当研究所は、本学の理念のひとつである「地域社会と連携し開かれた大
学」の実現を推進するため21世紀の幕開けの2001年 4月に誕生し、はや満
９歳になりました。
　ご案内のとおり研究所開設の目的は、「県内産業とそれにかかわる公共
政策の実態・課題・方向を調査研究し、その成果を域内・外の産業界およ
び行政に対し提言するとともに、その問題解決のための具体的活動を積極
的におこなうこと」であります。このため研究所機能としては、１つはシ
ンクタンク機能、いまひとつは産・官・学のインターフェイス機能（仲介
・連結）を有しています。
　これまでの 9年間、地域産業、地域企業経営、地方・行財政の領域にお
いて着実に研究活動を展開してきました。研究成果は各種報告書や公刊物
を発行するとともに、フォーラム、シンポジウム、講演会、公開講座、メ
ールマガジンの発信等のインターフェイス事業をタイムリーに行うことで
地域の貢献にいささかでも寄与できたものと考えているところです。
　この間経済社会のグローバル化・ボーダレス化の進展、情報技術の飛躍
的な発展、地球環境問題、人口減少社会への移行、少子高齢化に伴う生産
年齢人口の減少、地方分権化等社会環境が激変し、21世紀に解決すべき課
題が山積しています。
　 5代目、10年目、2010年という節目のタイミングのめぐりあわせから、
私は当研究所の今後の10年を第 2ステージと位置づけ活動目標を設定する
こととします。このためこのステージに臨む基本姿勢としては、これまで
の第 1ステージにおける研究所の活動の蓄積・成果をきちんと自己点検・
評価した上で、これを礎に「飛躍とチャレンジ」をモットーに新たな領域
についても学内・外の皆様と積極的に連携・共同して取り組んでいきたい
と願っております。従来からの領域に加えて未来指向的な視点から21世紀
の課題といわれる環境・健康・福祉（まちづくり）、東アジア経済等の領
域にもアングルを広げていきたいと考えています。このためには学内の知
の結集による学際的なとりくみは欠かせませんが、加えて産・官との連携
による地についた展開がとても大切と感じています。
　当研究所の研究計画については、学外委員をふくむ〈企画・評価協議会〉
の評価を受けてすすめてきているところですが、これまでの研究所の諸活
動を総括した上で、全体としての研究計画ビジョンの構築が急務と考えて
います。すでに昨年度からとりくんでいます「原子力発電と地域経済の将
来展望に関する研究」や「転換期の東アジア経済と中国経済」研究への参
画によりその萌芽がみられますが、皆様方のニーズにお応えできるような
より魅力的な研究活動を展開していかねばなりません。
　昨年経済 3団体および行政機関のみなさまとの懇談会を開催しましたと
ころ、熱い期待のもと様々なご意見、ご要望を頂戴しました。こうしたこ
とに真摯に受け止めていく所存であります。これまでにもましてみなさん
のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地域経済研究所長　北條蓮英


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
地域経済研究所メールマガジン

編集長；地域経済研究所長 北條 蓮英
発　行；福井県立大学地域経済研究所（0776-61-6000 内線6202）
ホームページ；http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/index.html
事務アドレス；keiken（後ろに@fpu.ac.jpといれてください）