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国際交流・教養に関するシリーズ
チェコの女流作家ボジェナ・ニェムツォヴァー著『おばあさん』をドイツ語で読む
開催日 | 11月5日(木曜日)、11月12日(木曜日)、11月19日(木曜日)、11月26日(木曜日)<全4回> |
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時間 | 18時30分〜20時30分 |
場所 | 福井キャンパス |
講師 | カレル フィアラ 学術教養センター教授 |
受講対象者 | 一般 |
募集定員 | 20名 |
備考 |
講義内容
小説『おばあさん』(1855)は、チェコの少年少女の愛読書です。これは作家のおばあさんがモデルで、登場人物もほとんど実在した人々です。
女流作家ボジェナ・ニエムツォヴァーは、42年の短い生涯に童話や小説等数多くの作品を遺していますが、中でもこの「おばあさん」は珠玉の一本です。作家は、少女時代のなつかしいおばあさんとの生活に思いを馳せ、ボヘミアの大自然を背景に人間の営みの美しさを格調高く描いています。当時彼女は夫を失い、ジャガイモも買えないほどの極貧の中でこの小説を書きました。しかし、作品には苦境の圧迫など片鱗もみられず、逆に生きることの素晴らしさを称えた、ヒューマニズムあふれる作品に仕上がっています。絶望の中で彼女は小さな谷間の、今は亡き愛しいおばあさんとの生活へ逃避しました。少女の頃の喜びに溢れた谷間の思い出、ボヘミアの森や村の人々のことなど思いは尽きません。知恵の光に溢れるおばあさん、謙虚に生きる人々…。
本講座ではこの本のドイツ語訳を読み、チェコの文化背景や習俗等も紹介したいと思います。
- 福井キャンパス
- 電話:0776-61-6000(代表) 内線 1018・1019
- ファクシミリ:0776-61-6012
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- 電話:0770-52-6300 / ファクシミリ:0770-52-6003