生物資源学関連
RNAの秘密
〜RNAはDNAよりも重要なのだ!〜
講師 | 村井耕二 生物資源学部教授 |
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日程 | 8月24日(火曜日)、8月31日(火曜日)、9月7日(火曜日) <全3回> |
時間 | 18時30分〜20時30分 |
場所 | 福井キャンパス 交流センター |
対象 | 一般・中高生 |
定員 | 30名 |
備考 |
講義内容
原始地球で生命が起源したとき、遺伝情報を担うものはDNAではなくRNAだったと考えられています。RNAはDNAと同様に、塩基配列として遺伝情報を保持することができます。さらに、なんと、RNAはタンパク質と同様にある種の触媒作用があるのです!原始地球での生命の源はRNAであったとするRNAワールド仮説について解説します。また、現在の生物の細胞の中でも、RNAは想像を絶するほど多様な機能を担って生命活動に寄与しているのです。ゲノムを構成するDNAの中で、遺伝情報を持つ領域(遺伝子)はとびとびに存在し、遺伝子と遺伝子の間(遺伝子間DNA)には、反復DNA配列などしか存在しないと考えれていました。ところが近年、遺伝子間DNAの多くの領域が転写され、様々な種類の短いRNAが作られていることが明らかとなりました!これらのRNAはマイクロRNA(miRNA)と呼ばれ、組織特異的にあるいは、生育ステージ特異的に様々な遺伝子の発現調節に関わっているのです。本講義では、このような知られざるRNAの姿を紹介します。
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