教養・国際関連
中欧の歴史と文化
〜チェコ・スロヴァキア・オーストリアを中心として〜
講師 | カレル・フィアラ 学術教養センター教授 他 |
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日程 | 6月3日(木曜日)、6月10日(木曜日)、6月17日(木曜日)、6月24日(木曜日) <全4回> |
時間 | 18時30分〜20時30分 |
場所 | 福井キャンパス 共通講義棟 ※共通講義棟での開催教室は当日掲示にてお知らせいたします。 |
対象 | 一般・大学生・高校生 |
定員 | 20名 |
備考 |
講義内容
中欧は独自の文化発展を遂げ、西ヨーロッパ文化の影響を強く受けています。
中欧の個性の起源は九世紀〜十世紀のスラヴ系の大モラヴィア候国の成立にあり、ダイモラヴィアの西部は、十三〜十七世紀に栄えたボヘミア王国(現チェコ共和国)に発展しました。
神聖ローマ帝国の皇帝カール四世が十四世紀にボヘミアの首都プラハを大規模に再建し、ヨーロッパの新しい政治的、文化的中心地となることを目差しました。また十五世紀から十七世紀まで、ボヘミアで独自の宗教改革が進み、はじめて信仰選択の自由が認められました。
十三世紀に形成されたドイツ民族のハプスブルク領(オーストリア)が、十六世紀以降中欧地域を統治します(ハプスブルク君主国)。しかし、各民族の文化意識は徐々に強まり、第一次大戦後、チェコスロヴァキア・ポーランド・ハンガリーなど、複数の自由な国家が独立しました。
その後、この地域はさらにドイツやソ連に支配されましたが、冷戦後、その従来の個性・多様性を取り戻しています。
本講座では、中欧地域の文学・美術・建築・音楽などにも言及します。
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