オーストラリア便り

      (すてきな高齢社会をつくる会会報 NO.6 掲載) 

今日はもう10月14日。自分でも信じられないぐらい早く時が過ぎています。社会福祉社会政策研究科で研究を始めて、2か月半がすぎ、最初のとまどいがうそのように大学生活にも慣れきっています。今学期は修士論文のための計画案をつくっていますが、やはり全く知らない土地でいろんな政府機関やボランティア団体に乗り込んでいくのが一番たいへんです。テーマは(オーストラリアにおける高齢者コミュニティケアコーディネーション〜シドニーの地方自治体(市行政区域)でのケーススタディ)に決定しそうです。

実は10月1日よりNew Aged Care Actというたいへん大きな法律が施行になり、福祉関係機関では話題になっております。今まであったナーシングホームとホステルの区別をなくしたり、今まで必要のなかった入居金が年金生活者以外は払わなければならなくなったりと、厚い福祉のオーストラリアの制度をたいへん厳しくしたものです。施行後3日後には不安から老人の2人の自殺者がでるなど社会的影響も強く、改正される可能性もでてきています。会の運営の方はどうでしょうか?何回か会報を見させていただきました。皆さんがさらに活発な活動をしていらっしゃるのを見て、僕もこちらでがんばらないと、と力がでてきました。12月から2か月ほど福井に帰省しますので、何かできることがあればぜひお手伝いさせていただきます。

 

                   

sfunaki@fpu.ac.jp