21Cへの視点

 

 

結びにかえて

  この2回の講義では,実状の一部を話したが,みんなの世代がリーダーとなる21世紀前半に,日本あるいは世界と手をつないだ農業を,いかなるものにしていったらいいかを考えてもらう契機となれば幸いである.古きを知り,新しきも取り入れ,そのなかで一番重要なもの,それは人間の心であり,感性であり,知恵である.今後,想像もしない科学技術が生まれよう(参考資料を見て下さい).情報に注目して講義したが,これからの農業には以下の事項について国のビジョンと国民全体のコンセンサスが必要と考えている.レポート課題をするときに頭の角においてほしい.

 

21世紀の農業はどうあるべきか
コンピュータと通信ネットワークは,真の農業を実現するのに役立つか
バイオサイエンスはどう取りいれるのか
人間のコミュニティを守れるのは,都会なのか,自然にかこまれた農村なのか
農業の教育力はどういう形と方法で生かすべきか
デカップリングか,農業保険か

 

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