比較文化論T 情報と社会(7)情報と農業

 

講義項目
  1. 情報の歴史(山川)

  2. 情報とテクノロジー(田中

  3. 情報とコミュニケーション(田中

  4. 情報セキュリティー(田中

  5. 物理系は情報を忘れるか(中村

  6. 情報と経済統計(佐野)

  7. 情報と農業(菊沢)

  8. 情報社会への課題(全員)

 

担  当   情報センター 菊沢 正裕 [ u-kikusawa@s.fpu.ac.jp 内線1260 ]

 

日  程   Jan.21 & Jan.28

 

概   要

自然と人間社会の両者に関わる農業・農村は,食糧という生命にかかわる重要産業であるにもかかわらず,経済効率の高い2次3次産業優先の社会,あるいは土壌・水資源など環境劣化のなかで厳しい状況にある.21世紀,地球環境を守り100億人の食糧需要を満たすために農業はいかにあるべきか.気象,土壌,文化といった地域の特性と密接に関わる農業は,自動車生産システムのように世界同一のシステムというわけにはいかない.長い歴史を経て地域に文化的遺産として伝承されてきた農業技術は今,後継者不足と過疎化の波のなかで霧散しようとしている.しかし一方で,各国独自の農業再興の兆しがみられ,わが国でも若者,団塊の世代,退職者など新規就農者が徐々に増える傾向がみられる.これまで農業を支えてきた専業農家、兼業農家、そして新規就農者が相互にコミュニケーションをはかり,日本国内あるいは世界全体が連携した農業ネットワークを築き,地域の環境を守りながら食糧供給を行う.これらを実現するためにこれからの農業は,情報と通信,センサー技術を不可欠とするであろう.危機的な状況にある農業・農村を蘇生するために果たす情報の役割について考えてみよう.

 

テーマ
  1. 農業は今
  2. 農業になぜ情報が必要なのか?
  3. 農業にどんな情報が必要なのか?
  4. 農業へのコンピュータ利用
  5. 日本における情報化農業の問題
  6. 情報化農業の課題

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