土はなぜ黒色と赤色があるか?

 

A:黒色の場合 土が黒くなるのは、土が腐植の働きによって出来ます。   赤色の場合 赤い土が出来るのは、土壌中にある鉄分が関係しています。この鉄分 が酸化を受けるとき、土は赤色になります。 まとめると、 土の色は土壌の構成物の色、特に腐植と鉄に大きく関係しています。 腐植は、黒・灰・暗褐色で、腐植化の強いほど黒みを増します。 鉄の場合は、酸化を受けた鉄があるときには、黄色や、赤色、褐色となります。 このほかの色では、 水はけの悪い水田を繰り返して使うと、青い粘土(グライ土)ができます。 なぜかというと、水の層のために、それより下の層が空気に触れず、土壌中の酸素が不 足して還元状態となり、粘土に含んでいる鉄が水酸化鉄になるからです。