日本ジェンダー学会は、ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部と協力して、
「欧日ジェンダー研究フォーラム」を開催いたしました。 

欧日ジェンダー研究フォーラムの概要
主催 日本ジェンダー学会
ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部
後援 在イタリア日本大使館
ローマ日本文化会館(国際交流基金)
(社)日本ペンクラブ
京都生涯教育研究所
京都文化創生実行委員会
早稲田大学イタリア研究所
開催日 2005年11月25日(金)、26日(土)
会場 ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部 大講堂
11月25日(金)
10:00〜10:30 開会挨拶
  マリーア・テレーザ・オルシ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部教授)
  冨士谷あつ子(日本ジェンダー学会会長、京都生涯教育研究所所長)
総合司会
  土屋淳二(早稲田大学イタリア研究所所長)
  マリア・ジョイア・ヴィエンナ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部講師)
10:30〜12:30 基調講演1:ジャージニア・ウルフに脅かされたのは誰?
      −比較ジェンダー研究の視点からみた女性作家−
   講師:ナディア・フズィーニ(作家、ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部教授)
基調講演2:ほんとうの日本文化の伝統とは−歌舞伎台頭とジェンダー観の変遷
   講師:冨士谷あつ子(評論家、元福井県立大学教授)
コーディネーター
  マリア・ジョイア・ヴィエンナ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部講師)
  伊藤公雄(京都大学大学院教授) 
−昼食−
14:00〜15:20 第1部 国民国家の形成とジェンダー
報告1:樋口一葉の作家活動と「家」意識−日本の近代化を背景に
  報告者:佐伯順子(同志社大学大学院教授)
報告2:国民国家・ファシズム・男性性
  報告者:伊藤公雄(京都大学大学院教授)
コーディネーター
    武田好(神戸女学院大学講師) 
−コーヒーブレイク−
15:30〜16:50 第2部 ジェンダー平等への戦略
報告1:ジェンダー社会福祉の現状と課題
  報告者:岡本民夫(同志社大学大学院教授、日本社会福祉実践理論学会長)
報告2:EUにおける女性の地位
  報告者:ピア・ロカッテリ議員(ヨーロッパ議会イタリア代表)
コーディネーター
  伊藤公雄(京都大学大学院教授)   
−コーヒーブレイク−
17:00〜18:20 第3部 若者たちのジェンダー問題
報告1:日本における女子大学の役割−神戸女学院大学を事例として
  報告者:武田好(神戸女学院大学講師)
報告2:女性の就業率上昇とジェンダー意識−福井県を事例として
  報告者:塚本利幸(福井県立大学講師)
コーディネーター
  マリア・ジョイア・ヴィエンナ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部講師)
−コーヒーブレイク−
18:30〜20:30 第4部 ビデオショウイング
「芸か恋か 阿国と山三」上演(文化庁支援事業)
  原作・脚本:冨士谷あつ子、演出:松尾正武
  製作協力:(株)東映京都スタジオ、(株)映像企画、(有)太田工芸
         (財)大学コンソーシアム京都、ローマ大学「ローマ狂言」一座(東洋研究学部学生)
11月26日(土)
10:00〜11:20 第5部 ジェンダー・イメージの社会的構築
報告1:ヨーロッパから見た日本女性のステレオタイプとしての芸者
  報告者:マリア・ジョイア・ヴィエンナ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部講師)
報告2:社会的カテゴリーと文化秩序−日本サブカルチャーの社会力
  報告者:土屋淳二(早稲田大学助教授、同大学イタリア研究所所長)
コーディネーター
  マチルダ・マストランジェロ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部教授)
11:30〜12:30 閉会挨拶
  伊藤公雄(京都大学大学院教授)、岡本民夫(同志社大学大学院教授)
  フェデリコ・マッシーニ(ローマ大学“ラ・サピエンツァ”東洋研究学部長)
来賓挨拶 松原亘子(在イタリア前日本国大使)
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