メールマガジン
地域経済研究所 メールマガジン vol.34
Fukui Prefectural University
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VOL.34 / 2 0 0 8. 1.31 (THU) 発行 地域経済研究所eメールマガジン 34=============== 目次 ▽新年の挨拶 ▽コラム 「食品・外食業界をおそう大波、偽装・値上げ・M&A」 ▽研究所ニュース ▽編集後記 ------------------------------------------------------------------ ▽新年の挨拶 遅ればせながら、2008年、明けましておめでとうございます。 昨年は「偽」に明け暮れた重苦しい年でした。今年こそは、と思ってい た矢先に「エコ偽装」なる古紙配合比率の偽装が明るみに出ています。更 に今年は年明け早々「株安」が世界を駆け巡りました。原油高、はっきり しない年金問題など、不安、不愉快な事態を数えあげればきりがありませ ん。早く明るい話題が先行するような社会になって欲しいものと思います。 私どもにとって明るい話題は、今年も多くの学生諸君を送り出すことで す。幸い就職する殆どすべての学生は希望するところを見つけています。 中小企業は厳しいといわれながらも、福井は求人倍率では全国トップクラ スです。混沌とした経済・社会の状況にあって、地域に根ざした多くの企 業が地力を発揮している結果と思います。 昨年、日経ビジネス( 6月25日号)で「東京は福井になる」という記事 が掲載されたことをご記憶の方も多いと思います。平均貯蓄率、貯蓄残高、 所帯実収入、いずれも全国1位、3世帯同居率全国2位というデーターと ともに「複数家族が同居して共働きで家計を支え、祖父母は孫の面倒や家 事を行うなどそれぞれが役割分担している」姿が紹介されています。そし て、今後、大都市も福井化が始まるのではないか、とも言っています。い ろいろ異論もあるでしょうが、このような家族、地域を大切にする生き方 が経済にもまた健康長寿にも繋がっていることは間違いないと思います。 また、最近、県より県民5千人を対象にした生活満足度・豊かさの実感な どに関するアンケート結果が発表されています。それによれば「住んでよ かった」、「自然環境や生活環境が豊で美しいと思う」と答えた人は、そ れぞれ80%、88%と高い数字になっています。しかし一方景気状況につい ては「悪い」が67%でした。(いずれも「どちらかといえば」も含めた数 字です。) これらの結果は今の福井を端的にあらわしていると思います。福井は、 今後とも豊かな自然、生活環境を大切にし、混迷する日本をリードしてい く気概を持って頑張って欲しいものと思います。我々研究所も及ばずなが ら尽力する所存です。 本年もよろしくお願い申し上げます。 地域経済研究所 所長 中山 義壽 ------------------------------------------------------------------ ▽コラム 「食品・外食業界をおそう大波、偽装・値上げ・M&A」 昨年2007年の食品・外食業界は、偽装・値上げ・ M&Aの大波におそわれ 続けた1年間であった。そういえば世相を表す漢字も「偽」だった。例年 12月に清水寺の貫首が揮毫して発表される、あの漢字一文字である。その 理由はご存じの食品偽装の相次ぐ発覚であることは言うまでもない。BS Eにかかわる産地偽装や雪印乳業などの事件・事故が多発してから小康状 態に入ったかにみえたが、昨年は再び多発してしまった。このような事件 の露呈により、残念ながら今回も氷山の一角にすぎないのではないかとい う疑念をもつ人がさらに増えてしまったのではないかと思われる。 …続きはこちらへhttp://www.s.fpu.ac.jp/fukk/mailmgz/n34_sp1.html (生物資源学部教授 加藤辰夫) ------------------------------------------------------------------ ▽研究所ニュース ■予定■ 1. 2月13日(水)午後1時30分から第8回地域経済研究フォーラムを開催い たします。詳細は下記の通りです。当日の参加も受付けております。 興味関心のある方はぜひご参加ください。お待ちしております。 ・日 時 : 平成20年2月13日(水)13:30〜15:30 ・場 所 : 福井県立大学 交流センター3階 多目的ホール ・テーマ : 中小企業における人的資源の活用と育成 ・講 師 : 福井県立大学 地域経済研究所 小川 雅人准教授 ・概 要 :「企業は人なり」と言われるように、企業にとって従業員 の力を如何に発揮させるかが企業業績に直結します。従業 員を人的経営資源として捉え、力を発揮しやすい環境を整 備することが求められています。県内企業の実態調査を通 じて人的資源の活用と育成についてその方向を探ってみま す。 ・申込先 : 地域経済研究所 事務局 野端まで 電 話:0776-61-6000(代表)内線6202 FAX:0776-61-6017 e-mail:keiken(後ろにfpu.ac.jpとつけてください) HPからのお申込は下記から …http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/symposium/index.html ■お知らせ■ 1.11月に開催いたしました「地域経済研究フォーラムin小浜」の開催事業 報告書を作成いたしました。ご興味のある方は下記までご連絡ください。 お送りいたします。 □■「地域経済研究フォーラムin小浜」より 『若狭地域における今後の地域づくり戦略〜開催事業報告書〜』■□ ・申込先 : 地域経済研究所 事務局 野端まで 電 話:0776-61-6000(代表)内線6202 FAX:0776-61-6017 e-mail:keiken(後ろにfpu.ac.jpとつけてください) ※ 小浜商工会議所及び、小浜市役所でも入手可能です。こちらでは 冊数に限りがありますのでご希望の方はお早めにお願い致します。 ------------------------------------------------------------------ ▽編集後記 今年はオリンピックイヤーである。昨年は暗い話題が多かったが、スポ ーツの祭典であるオリンピックが、これを一掃してくれるだろう。福井 の繊維製品も、多くの選手に愛用されているという。オリンピックから 明るい日本、元気な福井を期待したい。 (いのうえ) ================================= 地域経済研究所メールマガジン 編集長;地域経済研究所長 中山義壽 発 行;福井県立大学地域経済研究所(0776-61-6000 内線6202) ホームページ;http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/index.html 事務アドレス;keiken(後ろに@fpu.ac.jpといれてください)