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地域経済研究所 メールマガジン vol.43

Fukui Prefectural University

〓〓〓〓〓地域経済研究所 eメールマガジン〓〓〓〓〓


VOL.43 / 2 0 0 8. 10.31 (FRI) 発行

地域経済研究所eメールマガジン 43===============

目次
▽コラム 「リスクキャピタルの視点
      〜米国の金融危機、となりの芝生は青い!?〜」
▽研究所ニュース
▽編集後記

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▽コラム『リスクキャピタルの視点
     〜米国の金融危機、となりの芝生は青い!?〜』


 サブプライムローンに端を発した米国金融危機は、証券会社リーマンブ
ラザーズの経営破たん、保険持株会社 AIGの巨額損失を引き起こした。金
融市場は世界規模の混乱に陥り、金利の協調引き下げや新たな資本注入が
行われた。しかしながら株価は回復の兆しを見せず、今や資産の時価会計
の凍結にまで論議が及んでいる。


…続きはこちらへhttp://www.s.fpu.ac.jp/fukk/mailmgz/n43_sp1.html

               (地域経済研究所准教授 岩瀬 泰弘)

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▽研究所ニュース

■報告■

1.10月22日(水)午後1時30分より 国際交流会館にて、平成20年度第4回
 地域経済研究フォーラム『原子力発電と福井』が開催されました。講師
 に、福井県立大学 石井 佳治 理事長と本研究所 井上 武史 助教
 を迎え、「日本の原子力発電と福井県の状況」「原子力発電と地域振興
 の課題」の各テーマをご報告いただきました。核燃料サイクルの確立の
 重要性や電力産業が地域経済に占める大きさ、税収についてご説明いた
  だきました。企業や自治体から36名が参加し、大変盛り上がったフォー
  ラムとなりました。


■予定■

1.第 5回地域経済研究フォーラムの開催につきましては、詳細が決まり次
 第、ホームページにてご案内いたします。また、県内各企業・行政機関
 等へは、郵送にてご案内いたします。お待ち下さいませ。


■お知らせ■

1.本研究所の南保 勝准教授 が著書を発刊されましたのでお知らせいたし
 ます。

□■「地場産業と地域経済−地域産業再生のメカニズム−」
          晃洋書房(平成20年11月10日 初版第1刷発行)■□

 地域経済を取巻く環境が大きく変化している。こうした中で、地域経済
が自立的発展を遂げるには、地域を支える地場産業の活性化が必要である。
本書は、鯖江市の眼鏡枠産業をモデルに、全国各地の先進工業振興事例を
織り交ぜながら、産地集積論の視点で地場産業の今後の発展可能性を考察
している。


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▽編集後記

 ここ数年環境問題に対応して持続可能なビジネスとしての展開を研究し
ている。使用済み天ぷら油などの食廃油のリサイクルビジネスもその一つ
であるが、二酸化炭素などの排出が少なく、環境負荷削減に貢献できるの
ではないかという視点である。二酸化炭素の削減は石油の使用を削減する
ことであるが、単純に石油の生産量を削減すれば、今、アメリカのサブプ
ライムローン問題に端を発した世界同時不況の様相を呈して、ガソリン価
格は低下しているものの、また価格が高騰する。結局利するのは石油メジ
ャーということになりかねない。世界の石油産出量は2010年がピークとい
うデータもある(例えばスタンフォード大学 エイモス・ヌル教授)。石油に代わる環境負
荷の少ないエネルギー源の開発を急がなければならないが、エネルギー資
源の乏しい日本だから、その技術力を生かした経済発展のチャンスである
こと改めて認識する必要がある。

                            (小川雅人)


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地域経済研究所メールマガジン

編集長;地域経済研究所長 上總 康行
発 行;福井県立大学地域経済研究所(0776-61-6000 内線6202)
ホームページ;http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/index.html
事務アドレス;keiken(後ろに@fpu.ac.jpといれてください)



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