メールマガジン
地域経済研究所 メールマガジン vol.64
Fukui Prefectural University
〓〓〓〓〓地域経済研究所 eメールマガジン〓〓〓〓〓
VOL.64 / 2 0 1 0.7.30 (FRI) 発行 ========地域経済研究所eメールマガジン 64======== 目次 ▽コラム 米国発の世界自動車不況 ▽研究所ニュース ▽編集後記 ------------------------------------------------------------------- ▽コラム 米国発の世界自動車不況 今回のコラムでは、最近話題になっている「米国経済・自動車不況」「日 本経済・自動車産業への不況波及」について述べてみよう。 「米国経済・自動車不況」 「米国経済・自動車不況」については、まずGM、フォード、クライス ラーなどの米国自動車メーカーは2005、2006、2007年頃からすでに赤字決 算に陥っている。米国国内の自動車販売は 2005年 1744万台、2006年1704 万台、 2007年 1614万台の高水準であるから、米国自動車市場が不況であ ったため赤字決算に陥ったのではない。米国自動車メーカーは米国自動車 市場で日本メーカー、韓国メーカー(現代自動車)、欧州メーカーとの市 場シェア競争で敗れたために生産・販売台数が減少し、固定費比率が高ま り赤字決算になった。 …続きはこちらへhttp://www.s.fpu.ac.jp/fukk/mailmgz/n64_sp1.html (経済学部 教授 大鹿 隆) ------------------------------------------------------------------- ▽研究所ニュース ■報 告■ 7月16日(金)午後1時30分より、地域経済研究特別フォーラム(第6回) が福井県国際交流会館 第 1.2会議室にて開催されました。「発展する東 アジアと北陸経済−アジアへの表玄関 北陸の展望をひらく」をテーマに 行われ、当大学客員教授で北陸経済連合会特別顧問の新木富士雄氏による 講演が行われました。今回のフォーラムには約 120名のご参加をいただき ました。経済のグローバル化が進むなか、世界の成長センターとして躍進 する東アジア諸国において、高い技術力や環日本海交流の歴史をもつ北陸 が今後重要な役割を果たすことが経済界における長年のご活躍の経験を踏 まえて強調され、大変盛り上がったフォーラムとなりました。 ■予 定■ 1. 平成22年 9月11日(土)13:00から平成22年度第 7回地域経済研究フォ ーラムを福井県国際交流会館 第3会議室にて開催致します。 講師は株式会社クボタ作業機械事業部長 執行役員 田中 政一氏で 「クボタの中国における作業機械事業」をテーマに御講演いただく予 定です。本学の大学院経済・経営学研究科の正規の授業ですが、一般 の方にも受講していただけます。 参加申込は、 8月中旬の地域経済研究所ホームページ「イベント・ シンポジウム」や案内状でご確認ください。当日、直接会場にお越し いただいても結構です。興味関心のある方は、是非ご参加ください。 第 7回地域経済研究フォーラム 日 時 平成22年 9月11日(土) 13:00〜16:10 会 場 福井県国際交流会館 第3会議室 受講料 無料 申込先 研究推進課 西田まで FAX 0776-61-6012 TEL 0776-61-6000(代)内線1019 2. 平成22年 9月28日(火)13:30から平成22年度第 8回地域経済研究フォ ーラムを開催致します。講師に、株式会社林不動産鑑定所 不動産鑑 定士 林 逸男氏を迎え、「最近の不動産情勢」〜特に福井県下の情 勢を中心に〜」をテーマに御講演いただく予定です。 会場は、福井県立大学 交流センター 3階 多目的ホールです。 参加申込は、 8月中旬の地域経済研究所ホームページ「イベント・ シンポジウム」や案内状でご確認ください。当日、直接会場にお越し いただいても結構です。興味関心のある方は、是非ご参加ください。 第 8回地域経済研究フォーラム 日 時 平成22年 9月28日(火) 13:30〜15:30 会 場 福井県立大学 交流センター3階 多目的ホール 受 講 無料 申込先 地域経済研究所事務局 倉田まで FAX 0776-61-6012 TEL 0776-61-6000(代)内線6202 締切り 9月24日(金) ------------------------------------------------------------------- ▽編集後記 35℃を超える猛暑日の多い真夏を迎えている。地球温暖化問題を気にし ながらもクーラーの有り難さを感じている。地球温暖化問題で世界的に有 名なのはソーラーエネルギー、公共交通・自転車交通政策、みどりの保護 条例などで環境保護をすすめているドイツのフライブルグ市である。市街 地中心部へ自転車と路面電車による交通を促進するため自動車の乗り入れ を禁止していることでも知られている。この内容を紹介しているのが、村 上敦氏の著作である『フライブルグのまちづくり』(注)である。村上氏 は、フライブルグがなぜこのような街になったのかについて次のように述 べている。このような活動をリードした人たちは「どのようにすれば社会 の意識、つまり他人の意識が高まるかなどとは考えない。自身の理想に向 かってただ行動するだけである。」「誰かが」ではなく「自分が」が何をす るかを考えるのは、どこのまちづくりにも必要ではないだろうか。 (小川雅人) (注)村上敦(2007)『フライブルグのまちづくり』学芸出版社 p.254 ================================= 地域経済研究所メールマガジン 編集長;地域経済研究所長 北條 蓮英 発 行;福井県立大学地域経済研究所(0776-61-6000 内線6202) ホームページ;http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/index.html 事務アドレス;keiken(後ろに@fpu.ac.jpといれてください)