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地域経済研究所 メールマガジンバックナンバー Vol.81

Fukui Prefectural University

〓〓〓〓〓地域経済研究所 eメールマガジン〓〓〓〓〓


     VOL.81/2011.12.28(WED)発行
		  
========地域経済研究所eメールマガジン 81========


 □■目次■□

 
▽コラム
▽研究所ニュース
▽編集後記

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▽コラム

 東日本大震災から九ケ月。巷は「第九」が響く年の瀬。被災地釜石の、
ある中学校の全校生徒が「九(苦)難の先にある歓び」を想い、夏から練
習を重ね年末恒例の市民合唱団に混じり見事歌いあげたという。人生は九
(苦)であると釈尊は説く。日本はいま九重苦にさいなまされている。有
史以来の円高・EU経済危機を端とする世界経済への深刻な影響懸念、そ
れに今度の震災、人口減少、少子化、超高齢化、生活不安等々とても九で
収まらない。苦(九)るしい時の神頼みではないが、こういう時人々は九
(救)世主の登場を願望する。しかし短絡的思考は禁物だ。九重苦を試練
と受けとめ乗り越える知恵がいる。それは歴史に学ぶこと、そうすること
で未来が見えてくることがある。
 
…続きはこちらへhttp://www.s.fpu.ac.jp/fukk/mailmgz/n81_sp1.html

                  (地域経済研究所長 北條 蓮英)
					
					
					
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▽研究所ニュース

■報告■

  12月3日(土)午後2時より特別シンポジウムを響のホールにて開催いた
しました。基調講演として慶應義塾大学経済学部教授、東アジア・アセア
ン経済研究センター(ERIA)チーフエコノミスト、日本国際経済学会会長 
木村 福成氏をお迎えし、「国際的生産ネットワークと東アジア経済統合」
をテーマにご講演いただきました。
 パネルディスカッションでは「東アジアと地域経済〜アジア新興経済と
ともに成長をめざして〜」をテーマに各国の研究者とグローバル化を進め
ている県内企業の経営者による議論を経て、アジア新興経済とともに地域
が成長する方策について議論されました。
 行政機関や企業などから約120名の方に参加いただき、大変盛り上がった
フォーラムとなりました。



■予定■

@1月26日(木)午後1時30分より特別シンポジウムを国際交流会館 地下
多目的ホールにて開催いたします。参加を希望される方は、FAXまたは
メールにてお申込ください。また事前申込みされていない方も、当日参加
できますので、是非ご参加下さい。お待ちしております。

 フォーラムの概要

  東日本大震災の発生による福島第一原子力発電所の事故を受けて、早
 期収束と原因究明が重要課題となると同時に、原子力発電の将来につい
  て、国におけるエネルギー政策だけでなく福井県をはじめとした立地地
  域からも議論が行なわれています。
   原子力政策のあり方は、国では原子力発電の必要を考える国民的議論
  として、また立地地域では原子力と共生する地域全体の議論として、あ
  らためて向き合うことが求められています。
   本シンポジウムは、東日本大震災の教訓から日本のエネルギー政策が
  どのように変化し、それを立地地域としての福井県民がどう受け止める
  べきかを考え、原子力発電にあらためて向き合う機会とします。

  

 ・日 時  平成24年1月26日(木)13:30〜16:40
 ・場 所  国際交流会館 地下多目的ホール
      
 ・テーマ  東日本大震災の教訓〜あらためて原子力と向き合うために〜

 ・記念講演 「福島と福井:原子力発電を見つめる視点」
        
 ・講 師  一橋大学院商学研究科教授
        橘 川  武 郎 氏 
         

 ・パネルディスカッション
     
   コーディネーター
    南保  勝氏(福井県立大学地域経済研究所教授)
   パネリスト
    野瀬  豊氏(高浜町長)
    来馬 克美氏(財団法人若狭湾エネルギー研究センター専務理事)
    井上 武史氏(福井県立大学地域経済研究所講師)
    
   コメンテーター
    橘川 武郎氏(一橋大学院商学研究科教授)


 ・受講料 無料
  
 ・申込先 福井県立大学 地域経済研究所事務局 担当 藤田
      FAX : 0776-61-6017
      電 話 : 0776-61-6000(代)内線6202
      E-mail : keiken@fpu.ac.jp
            http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/symposium/index.html


A北陸地域政策研究フォーラムin福井
 〜北陸地域における地域研究ネットワークの形成に向けて〜 

2月4日(土)福井県教育センターにて「北陸地域政策研究フォーラムin
福井」が開催されます。
 北陸地域の研究者の交流、研究シーズ探しや共同研究の推進をはかると
ともに、研究プロセス・成果の社会への還元や大学の地域貢献について考
えます。大学関係者のみならず、県民の皆さまにも広く公開して開催しま
すので、奮ってご参加下さい。

・日 時 平成24年2月4日(日)10:30〜17:30(受付10時〜)
・場 所 福井県教育センター 4階会議室 
    (福井市大手2-2-28 電話0776-23-1887)
・参加費 無料
詳細はこちらまで http://www.fpu.ac.jp/news/2011/12/000605.html


B生物工学セミナー「企業の研究とは?」

平成24年1月6日(金)福井キャンパス交流センター講堂にて、日本生物工
学会中部支部主催の生物工学セミナーを開催します。
 大学で生物工学に関わる学生はもちろんのこと、企業で研究開発に関わ
る方、一般の方など興味関心のある方はぜひご参加下さい!

・日 時 平成24年1月6日(金)13:30〜17:00(14:55〜15:15休憩)
・場 所 福井県立大学 福井キャンパス 交流センター講堂
・参加費 無料
詳細はこちらまで http://www.fpu.ac.jp/news/2011/12/000602.html


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▽年末のご挨拶

 早いもので、もう年の瀬となりました。
   3月の東日本大震災で国全体が大きな被害を受けましたが、今年を象徴
する漢字が「絆」であったように、前を向いて進んでまいりたいと思いま
す。皆様には、大変お世話になり、深く感謝申し上げます。地域経済もグ
ローバルな視点が求められるなかで、皆様のお役に立てる研究所でありた
いと思いますので、来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
  希望に満ちた新しい年が迎えられますことを祈念し、年末のご挨拶とさ
せていただきます。

                  (地域経済研究所スタッフ一同)
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▽編集後記

 東日本大震災から 9ヶ月経った。原発事故の後遺症や住宅の高台移転に
もまだまだ課題が多い。思い起こしてみると、支援物資はあるが、必要な
ところに必要のものが届かないということが数多くあった。「情報と物流
の乖離」である。一刻を争う時に「物流」が優先されるのは当然としても、
「情報」は輻輳していた。被災者支援には、これまでの災害の経験も踏まえ、
物流と情報のさらなる緊密な連携は必要となる。ただ、世界的な自動車用
マイコンメーカーのルネサスの被災は、世界の自動車生産に大きな影響を
与えたが、自動車メーカーの支援もあり復旧は予想以上に早かった。これ
はものづくり日本のネットワーク力である。
                            (小川雅人)



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地域経済研究所メールマガジン
編集長;地域経済研究所長 北條 蓮英
発 行;福井県立大学地域経済研究所
      (0776-61-6000 内線6202)
ホームページ;http://www.s.fpu.ac.jp/fukk/index.html
事務アドレス;keiken@fpu.ac.jp

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