福井県立大学(Fukui Prefectual University)平成20年度[後期]オープンカレッジ(公開講座)のご案内

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エコロジーに関するシリーズ

森と川と海のつながり2008
〜生き物から学ぶ〜

この講座の詳細
開催日 10月25日(土曜日)
時間 13時00分〜17時30分
場所 小浜キャンパス 交流センター
講師
  • 富永 修 生物資源学部准教授
  • 田原 大輔 生物資源学部助教
  • 石黒 直哉 福井工業大学講師
受講対象者 一般・高校生
募集定員 30名
備考  

講義内容

 森から川を通って海に供給される栄養は、海の生物生産を支える大切な役割を担っています。また、海の栄養で育ったサケが川に遡上すると、熊がサケを捕らえて森の中に運び、そのサケに含まれる海の栄養が森を育てることも知られています。このように、森と海そして両者をつなぐ川や湖は、相互に切っても切れない関係を持っています。本講座では、まず、陸から運ばれる栄養が、どのような経路をたどって海の生き物に伝わっていくかをお話しします。次に、海と川を行き来する魚のDNAに刻み込まれた、長い進化の記録に関するお話を楽しんでいただきます。最後に、川と海を行き来して、両方の環境をうまく利用するカジカの仲間の生態・保全に関するお話をいたします。生き物を通して森・川・湖・海のつながりの大切さを理解していただければと思います。

陸から供給される栄養は海の生物生産にどのように貢献するの?   富永 修
陸から流入する有機物は海域でどのように生産に結びつくかをお話します。
海と川を行き来する魚の進化〜サケ科・キュウリウオ科を中心に〜  石黒直哉
遺伝子解析によって明らかになりつつある回遊魚の進化についてサケ科とキュウリウオ科を中心にお話します。
福井県内における海と川を行き来する回遊魚の生態と保全   田原大輔
県内の回遊魚(淡水カジカ類を中心に)の生態・分布・保全についてお話します。

連絡先

福井キャンパス
電話:0776-61-6000(代表) 内線 1018・1019
ファクシミリ:0776-61-6012
小浜キャンパス
電話:0770-52-6300 / ファクシミリ:0770-52-6003

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