福井県立大学(Fukui Prefectual University)平成20年度[後期]オープンカレッジ(公開講座)のご案内

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くらしや教養に関するシリーズ

古建築を散歩する
〜古建築への誘い/見方、味わい方、付き合い方〜

この講座の詳細
開催日

9月26日(金曜日)、10月3日(金曜日)、10月18日(土曜日) <全3回>

時間 19時00分〜21時00分(10月18日は14時00分〜16時00分)
場所 福井キャンパス 交流センター
講師 北條 蓮英 看護福祉学部教授
受講対象者 一般
募集定員 10名
備考 10/18は現地見学

講義内容

 「古建築」とは寺院や神社など伝統的な歴史的建築のほか、最近静かなブームになっている古民家や町家など主に戦前に建てられた建築をいいます。
 この公開講座では、こうした古建築の世界に皆さんを誘い、古建築の読み解き方、歴史的建築の時代毎の特徴、木造技術の昇華、日本の風土との関わり、文化的魅力の味わい方、日本独自の保存・修理方法、伝統木造建築を守る人々、古民家の再生・活用等のつきあい方をわかりやすく学ぶこととします。教材はできるだけ視覚化の工夫をします。
 あわせて実際の事例見学の機会を設けますので、こうした歴史・文化的資源の価値を一層深く理解することができます。
 木造は、鉄筋コンクリート造よりも寿命が長いというと、とんでもないと思われる向きが多いのではないでしょうか。1300年前に建築された日本最古の木造建築の法隆寺がなによりの証左です。法隆寺の昭和の大修理(昭和9年〜昭和60年)や薬師寺西塔の再建(昭和56年)に全身全霊をささげた宮大工西岡常一の口伝に耳を傾けることから始めましょう。「木と話し合いができなんだら、本当の大工にはなれんぞ」「堂塔の建立には木を買わずに山を買え」などなど、宮大工三代ならではの知恵があります。
 こうした歴史的建築のほか古民家もとりあげ、その長所、短所を十分に知った上で、古民家をとりいれた暮らし方の事例を学ぶことにします。
 新建材、気密構造からくるシックハウス症候群にさらされている現代住宅に対し、自然素材で建てられた古民家の再生と活用は、日本の住いの今後のあり方を示唆しています。

 木造文化の復権を皆さんと共に、考えてみることにします。

連絡先

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電話:0776-61-6000(代表) 内線 1018・1019
ファクシミリ:0776-61-6012
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