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くらしや教養に関するシリーズ
[さばえライブラリーカフェ]
『わからない。でも怖い』の論理
〜タイ東北部の精霊信仰とリアリティ〜
開催日 | 12月12日(金曜日) <全1回> |
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時間 | 19時00分〜21時00分 |
場所 | 鯖江市文化の館(鯖江市図書館) 喫茶室 |
講師 | 津村 文彦 学術教養センター講師 |
備考 | 参加費:500円(コーヒー・ケーキ代) 申込み不要 |
講義内容
タイの東北部で精霊信仰の研究をしています。「精霊」とはタイ語で「ピー」と呼ばれますが、日本語では「お化け」と言った方がわかりやすいかもしれません。ピーの研究は、農村で村人から様々な「お化け」のエピソードを聞き取ることから始まります。
「お化け」のことを調べていると村人に話すと、逆に尋ねられることがあります。
「お化けは本当にいるのか?」
答えるのが難しいので、こういうときは村人に聞き返します。
「どうだろう?あなたはどう思いますか?」
すると、しばしば村人は次のように答えます。
「わからない。でもお化けは怖いよ」
今回は、この「わからない。でも怖い」という語りを切り口にして、タイの精霊信仰について考えます。「お化け」という超自然的存在を文化人類学の立場から研究する場合の限界と可能性、さらに「お化け」という現実(リアリティ)を人々がいかに生きるのかについて、〈不可解さ〉と〈怖さ〉をキーワードにして読み解く試みです。
- [さばえライブラリーカフェに関するお問い合わせ先]
- 鯖江市文化の館
- 電話 0778−52−0089
- 住所 鯖江市水落町2−25−28