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健康長寿に関するシリーズ
「グループワークの技法(3)」
〜パーソナリティの発達とその導き方〜
開催日 | 6月18日(水曜日)、6月25日(水曜日)、7月2日(水曜日)、7月9日(水曜日)、7月16日(水曜日) <全5回> |
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時間 | 19時00分〜21時00分 |
場所 | 福井キャンパス 交流センター |
講師 | 看護福祉学部教授 大利 一雄 |
受講対象者 | 一般、専門分野の関係者 |
募集定員 | 30名 |
備考 |
内容
同じ人生を歩む人は、この世に2人とはいない。各人はかけがえのない独自の尊い存在である。
社会福祉もその援助方法・技術であるグループワークも、その究極の目的は、各人の自己実現つまり潜在的な可能性の最大限の現実化にある。自己実現のために各人は、制度的・対人的な環境との相互作用を通じて、社会生活上の基本的ニーズ(要求)を充足し、ある意味では他の誰とも似ていない、その人なりの人生を選択していく。しかしまた、標準的な生涯を想定することによって、自分を深く知る手掛かりとし、他者を理解したり、他者に働きかける場合の準拠枠にすることができる。そうした準拠枠の一つがエリクソンのパーソナリティ発達論である。
講座で学んでいただくエリクソンの発達論は、人間生涯発達論と呼ぶに相応しく、乳幼児期の経験を重視するだけでなく、人間は生涯を通じて発達し、変化しうるものと考え、パーソナリティの健康な発達を促進する場合の準拠枠として、また治療的なグループワークにとっては、診断→処遇の準拠枠として役立っている。「生きる力」の促進と回復に役立つ理論といっても過言ではない。
これまでの人生を振り返り、これからの生き方を展望してみることは、青年期に特有の課題と考える人もいる。しかし、長くなった成人期にあっては、第2、第3の青年期とさえいえる状況下に自分をおくことも少なくない。進行中のIT革命のなかで、自分を確認し、自己革新を問われているのは、歴年齢で定義される青年たちだけではない。時が移り、人が変わっても、福井県立大学には、歴年齢に限定されない「学びの青春」が交わりを広げ・深め合っている、そんな風土の一端を講座のなかで共有できれば、と願っている。
老若男女を問わず、相そろって楽しく、指導性に磨きをかけようではありませんか!
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