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国際交流に関するシリーズ
「アフリカの21世紀」
〜双方向性のあるつながりの視点をもとめて〜
開催日 | 5月29日(木曜日)、6月12日(木曜日)、6月26日(木曜日)<全3回> |
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時間 | 19時00分〜21時00分 |
場所 | 福井キャンパス 交流センター |
講師 | 学術教養センター教授 杉村 和彦 他 |
受講対象者 | 一般 |
募集定員 | 20名 |
備考 |
内容
今日、日本の中に映し出されるアフリカは混乱に満ち、常に危機の世界として立ち現れている。確かにアフリカは近代に乗り遅れ、近代社会に対してもっとも不適合を起こしている大陸だといってよいだろう。しかしそれゆえにこそ、私たちが、20世紀の文明の中で失った「何か」をその生活世界の中に宿し続けているようにも思う。
アフリカを実際に訪問し、深いつながりを持った人は、「助けに行ったつもりがアフリカの人たちに助けられた」という感想を持つ人が多い。「貧しくつらい」社会を生きていると思われるアフリカの人たちが、世界でもっとも美しいといわれるような笑顔でそこから語りかけてくるのはなぜだろう。20世紀の文明は「何」を失い、アフリカの中に取り戻すべき「何」を見出しているのだろうか。
「アフリカは貧しいが、アフリカは確かに豊かである」という視点から日本とアフリカの双方向性のあるつながりのあり方を考えて行く。
そしてこれまでだれもまじめに考えなかった「アフリカから学ぶ」という視点の下に、アフリカの自然農法、低エネルギー社会としてのアフリカ、アフリカン・スローライフ、笑度計の高さ、今アフリカと日本をつなぐフェアトレードということがらについて、参加者とともに議論を深めたい。
講座では、福井在住でアフリカでの活動経験の豊富なNGOの関係者や海外青年協力隊の方々、アフリカとのつながりを求める事業の関係者などをゲストスピーカーとしてお招きし、実りのある議論を展開する予定である。
参考書 山田肖子編著 『アフリカのいまを知ろう』岩波ジュニア新書
- 福井キャンパス
- 電話:0776-61-6000(代表) 内線 1017・1018・1019
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