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エコロジーに関するシリーズ
ゲノム・ストレス
〜倍数性:植物の進化の原動力〜
開催日 | 8月25日(火曜日)、9月1日(火曜日)、9月8日(火曜日)<全3回> |
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時間 | 18時30分〜20時30分 |
場所 | 福井キャンパス |
講師 | 村井 耕二 生物資源学部教授 |
受講対象者 | 一般・高校生 |
募集定員 | 20名 |
備考 |
講義内容
細胞の核内で、遺伝物質であるDNAは染色体と呼ばれる構造体として存在します。そして、染色体はいくつかに分かれており、その数は生物種によって一定です。染色体の1セットには、その生物を形作る全ての遺伝情報が存在し、すなわちこれがゲノムなのです。動物では、染色体数に増減が生じるとゲノム・ストレスが生じ、様々な障害が現れます。特に、ヒトをはじめほ乳動物はゲノム・ストレスに弱く、染色体が増減すると、多くの場合、致死となります。ところが、植物では、種間交雑とそれに続く染色体の倍加により、どんどん染色体数を増やす方向に進化して来ました。なぜ、植物はゲノム・ストレスにそんなに強いのでしょうか?最近の研究により、植物は動物と違って、ゲノム・ストレスを回避する能力を持っていること、そして、さらにはゲノム・ストレスをうまく利用することで、進化的成功をおさめていることが明らかになって来ました。ストレスはうまく利用すると、とってもいいことなのかも知れません!
- 福井キャンパス
- 電話:0776-61-6000(代表) 内線 1018・1019
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