Georgian house(ホステル:ケア付住宅)

27日に訪問したGeorgian houseはユナイテング協会によって運営され、1977年から始まった。また、この教会はNSW,ACT内に170の高齢者向けの施設を運営している。このホステスはノースシドニー市の真ん中のたいへん交通の便の良い位置にあり、図書館や映画館等の娯楽文化施設もすぐ近くにある。この施設は自宅での生活が不可能になった方で特に食事、洗濯、掃除、服の着替え、お風呂、移動などの補助が必要となった方のための作られている。また緊急時の保護や安全対策のため24時間職員が待機している。基本的に退職を迎えた人なら入居者の制限はない。入るととても感じのよいロビーがあった。マネージャーのマーガレットさんのお話を聞く。レクリエーションの幅は広く、量も多い。毎日最低1つのアトラクションがある。中でのゲーム類からバス旅行まで。回想法などもするようである。80人の入居者のうち20人が痴呆の症状があり、昼は4人のケアワーカーと1人の正看護婦、夜は2人のケアワーカーとアシスタント看護婦が担当。トイレやシャワーにケアが必要な人にはケアワーカーがつきそう。

部屋は、個人シャワートイレ付のベット付部屋で、カーペットかフローリング。暖房完備、緊急用ボタンもある。電話、テレビの線もあり、ベットのリネンも供給される。家具は持ち込み自由。いくつかの既婚者用のダブルルームもあります。いくつかの部屋をみせてもらった。とてもきれいに清潔に掃除がいきとどいており、改装もしょっちゅうしているようである。本人の荷物をたくさんもちこみ、ほとんど一人で地域で暮らすのとあまりかわらない。マンションと言う感じである。まさしくケア付マンションといっていいだろう。

施設内にはキッチン、ダイニング、ランドリー、娯楽室、室内ボール場、図書館等があります。娯楽活動として、屋外では、クローケー(ゲートボール)、バーベキュー、バス旅行、ピクニック、劇場がある。室内では、室内ボール、音楽、ゲームなど。モーニングティーの時間におじゃましたので入居者と話す機会があった。とても元気なカーメルさんとエミリーさん。みなさんとってもおしゃべりで、生活をとても楽しんでいられるようだった。一人のロシア系のおばあさんはショッピングサービスで何度かあったことある人で懐かしかった。

 

(各棟にあるホール)            (とても大きな木のあるお庭です)

入居金:収入により無料から$190000(約1700万円)。この入居金は年2600ドルづつ、最高5年で13000ドル引かれて、残りは返却される。入居金を分割で支払うこともできる。

滞在費:この週ごとの家賃はすべての食事、ベットリネン、電気代、管理費等を含む。家賃もその人の収入とケアの必要度によって決められる。この査定は社会保障庁によって行われる。現在150.64~446.32ドルまでとなっている。入居にはインタビュー調査、申し込み書の記入、係つけ医師からの診断書が必要。 

地域との関係では、教会の神父が毎週訪れる。また音楽会などもある。ボランティアが6人いて、毎週くる人もいる。このホステルの系列のナーシングホームからも高齢者が訪れ、話をしたりする。

 

  

sfunaki@fpu.ac.jp