オーストラリア最新高齢者施設レポート

 

オーストラリアの高齢者福祉施設をご紹介します。

1985年以降、連邦政府による高齢者福祉政策は、施設サービスが中心から高齢者在宅福祉サービス中心に移行していったが、現在の施設サービスは、入居者の生活の質の向上と地域との共存をめざしている。オーストラリアの高齢者福祉施設は、主に3つに分類される。ホステル(Hostel)は、自宅では生活が困難になった方のためのケア付の住宅・アパートである。ナーシングホーム(Nursing home)は、日本でいう特別養護老人ホームと似ており、ホステルのケアではケアが不十分な方、個室での生活が難しくなった方の施設である。リタイヤメントビレッジ=セルフケアユニットは、退職者村とも呼ばれ、高齢者が退職後に過ごしやすいように環境整備された住宅群で、身体的ケアは提供しない。

ここでは平成10年11月26日〜12月1日に訪問したNSW州内にある4つの施設を最近各地ではじまった痴呆性老人専用もあわせて、それぞれ写真と共に紹介し、ホステル、ナーシングホーム、リタイアメントビレッジの特徴を分析し、今後のオーストラリアの高齢者福祉施設政策について論じたい。

オーストラリア高齢者福祉施設政策の歴史と現状

ホステル、ナーシングホーム、リタイヤメントビレッジの入った複合高齢者施設

Harbison Memorial Retirement Village 

ホステル

Georgian house

ナーシングホーム

Chatswood Community Nursing Home(工事中

痴呆性老人専用ホステル

Dimentia Service Development Centre(工事中)

将来の展望と問題点(工事中)

 

#今回の取材にご協力くださった各施設の職員の皆さんご協力ありがとうございました。Special thanks to Tanaka san, Yamamoto san, Kyoko san

 

 

sfunaki@fpu.ac.jp