(ホステル・ナーシングホーム合同お誕生会)
Harbison Careは1956年にNSW州の南の郊外につくられた複合退職村である。この中には、セルフケアユニット、ホステル、ナーシングホームがある。入居者はこの地域の人がほとんどなので地域との交流もさかん。訪問当日も地元学生が音楽を演奏に来ていた(上記写真)。ボランティアも約20人おり、週1程度訪問している。この施設内のセルフケアユニットの高齢者の人がナーシンゴホームのお店で毎日ボランティアをしていた。
入居金について
1997年のAge care法により免除対象者でないものは入居金を支払う。免除者であっても23000ドル以上の資産がある場合は入居金を支払う。23000ドル以下の者は支払う必要はない。(85000ドル)
ホステル
ケアの必要な入居者は多いが、部屋はすべて個室になっている。部屋にはバス、トイレ、シャワーが付いているが、ワーカーの助けを得ながら生活している。
(この部屋はホステルマネージャーアンさんのお父さんのお部屋。本人の思いでの写真がたくさんありました)
(左が古いホステル、右が新館。どちらも各10部屋ごとに中庭があります。庭はオーストラリアの高齢者施設で必須です)
セルフケアユニット(以前までリタイアメントビレッジと呼ばれていたもので、特別な介護を必要としない高齢者が施設内のアパートを購入する形で生活している)
入居金:25000ドルから11000ドル
生活費:2週60ドル〜250ドル
(この写真では分かりにくいが、各ユニットがダイニング、ベットルームからなり、夫婦で住んでいる場合が多い)
ナーシングホーム
このホームには40人入居しており、食堂や教会などの施設をホステルと共有している。10人分は痴呆老人専用ユニットになっている。部屋は一人部屋、二人部屋、四人部屋がある。ホームにいる高齢者はホステルにくらべ介護度が相当高い。おむつをしている人もたくさんいるそうだが、基本的には昼6人、夜2人でトイレに連れていく。シャワーは椅子を使っている。
入居金プラス12ドル一日か4380ドル1年を支払う。
(宗教活動は大切な活動の一つであり、専用教会で毎週ミサがある。右写真は入居者が作ったクラフト作品、絵画も展示してあった。Diversional therapyという高齢者一人一人を幸福へ導く新しい考え方をオーストラリアの高齢者施設では導入しはじめた。ダイバーショナルセラピーの説明はこちらへどうぞ!!)
(これはウォーターチェアといわれ、椅子の中に水が入っています。寝たきりに近くなったナーシングホームの入居者が楽に起きた姿勢でいられるよう多くの施設で利用されている)