テーマ:The co-ordination of community care services for elderly people in NSW - a comparative case study in two local government areas in NSW(オーストラリアのニューサウスウェールズ州における高齢者コミュニティケア(在宅福祉)サービスのコーディネーションについて-ニューサウスウェールズ州の2つの市行政区域における比較ケーススタディ)
オーストラリア コミュニティケアとは高齢者ができるだけ自宅で生活し、高齢者と介護者の生活の質を向上させることとなっている。施設ケアの代替ではなく、インフォーマルケアをサポートする公的フォーマルケアであろう。 |
日本(注:論文では触れていません) コミュニティケアとはコミュニティで暮らしていくために、公的サービスだけでなく、コミュニティ(地域全体)によるサービスをいっしょに行っていく。 |
コミュニティケアコーディネーション ACAT COMMUNITY OPTION その他の地域センター が病院ソーシャルワーカーから引き継いで、コーディネートを実施する。 |
コミュニティケアコーディネーション 本人 在宅介護支援センター (公的機関および社会福祉法人へ委託) 基本的にソーシャルワーク、コーディネートに予算がつきにくい。 |
1 複数窓口コーディネーションによる複雑化、困惑
2 複数団体のサービス供給によるサービスの分断化とミスコーディネーション
サービス重複、分断
3 複雑な財政システムが原因によるサービス供給団体の財政機能の低下
4 社会的正義理念(権利平等、公正、情報提供、参加)とコーディネーション
社会参加不足
解決策、理論
Decentralization地方分権化 ーエンパワーメント
法的に進んでいないが、政策的、権力的な分権化
1地域民主主義ー 直接参加方式マネージメントがよい
ボランティア増加
クライアント、市民の満足度あがる
#財源不足が問題
2地方自治体の役割 必ずしも中心ではない。
地域民主主義の活用促進、役割の明確化
IOC(Inter-Organizational Coordination)
組織間コーディネーションーある1つの事業を2つ以上の組織が環境共有し、実施する
過程(プロセス) 共同決定ー1つの目的のためのケースミーティング
構造(ストラクチャ)ー参加共有関係
共有された事業環境ーコミュニティ査定照会システム
相互依存の認識ー各機関の役割の確認と自主性
インフォーマルなチャンネルの形成ー組織内民主的なミーティングの増加
非階層的な組織ー権力集中はスタッフ、地域住民に不満をあたえる
ロジャーとマルフォードの3つのIOCレベル
1 その場限りレベル
2 組織的ケースコーディネーション(Systematic case coordination)
特別なルールを基にした協力
3 プログラムコーディネーション ー共同プログラム プラス インフォーマルなコーディネーション
この要点は、簡単にポイントを書いたものなので、分かりにくい部分が多くあると思います。細かい点についてのご質問、ご意見等ございましたら、メールにてお願いいたします。