看護・福祉学関連
歴史から学ぶ福祉の文化
〜小さき者、弱き者はどのようにして生かされてきたか〜
講師 | 輪倉一広 看護福祉学部准教授 |
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日程 | 11月30日(火曜日)、12月7日(火曜日)、12月14日(火曜日) <全3回> |
時間 | 19時00分〜21時00分 |
場所 | 福井キャンパス 交流センター |
対象 | 一般 |
定員 | 20名 |
備考 |
講義内容
かつて小さき者、弱き者たちは国家や地域の中でともかくも生かされてきた。よきにつけ悪しきにつけ、社会や文化は彼らを「生かす」方策を考え出してきたのだ。そのありようを切り出してみることで、時代や社会が備えもっていた福祉文化の実相をとらえることができる。それは、もとより福祉文化を小さき者や弱き者たちの範囲だけに限られた文化としてではなく、多様な人々がともに生きる社会総体の中でつくり出されるものと考えるからだ。
こうした観点から、小さき者や弱き者たちが地域社会とより密接な関係にあった戦前の様子を民俗学文献等からつぶさに見ていく。ただ、そうした中で当然な疑問として出てくるのは「主体」の問題だ。「生かされること」と「生きること」との相違や関係について考えることが、実はこの講座の第2の課題なのだ。ともあれ、この点についても講座の中で触れてみたい。なお、各回のテーマは(1)ハンセン病者、(2)貧しき者、(3)子ども、を予定している。
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